クロノトウキョウによる「34mm」モデルの2023年新作のうち、セクターダイヤルに黄色いカラーが採用された「No. 4 Persimmon (Ref. C034H)」を青山サロンで予約しました。
クロノトウキョウ / KURONO TOKYO
クロノトウキョウは日本の独立時計師である浅岡肇氏による腕時計ブランドのひとつです。浅岡氏は自身のハンドメイドによるアトリエウォッチを HAJIME ASAOKA TOKYO JAPAN のブランドのもとで展開していますが、それらの時計は非常に製作数が少なく高価であるため、手に入れることのできる顧客はほんの一握りです。クロノトウキョウは、浅岡氏の腕時計をより広いユーザに届けることを目的としたセカンドラインで、浅岡氏の日常使いの腕時計をコンセプトとしています。デザインと設計を氏が行い、製造を外注とすることで、手に取りやすい価格を実現しています。
余談ですが、「クロノトウキョウ (KURONO TOKYO)」と「クロノブンキョウトウキョウ (KURONO BUNKYŌ TOKYO)」とでブランド名の表記が揺れている印象です。 公式WEBサイトでは前者が、今回のモデルのプレスリリースやHodinkeeによる記事、あるいは既存モデルの文字盤上のロゴでは後者が採用されています。過去には TiCTAC との協業による同じ読みのブランド CHRONO TOKYO がありました。もともと KURONO TOKYO はこれの海外向けブランドのようでしたが、現在は KURONO TOKYO に一本化されています。
34mm シリーズ
今回予約した商品は、昨年2022年に発表・発売された「34mm」シリーズの新しいバリエーションです。名前の通り、直径 34 mm のケースをもつシリーズで、昨年はブルズアイの文字盤にアラビア数字のインデックス、ポップなカラーリングが採用された4モデルが各80本限定で展開されていました。注文は公式WEBサイトから受け付けていましたが、わずか1分未満で完売してしまい(参考記事)、筆者は争奪戦に負けてしまいました。
今回の2023年版では新しく4モデルが発表されました。従来と同じブルズアイタイプにグレーベースの落ち着いた色合いを採用した「No. 1 Darkmist (Ref. C034F)」、「No. 2 Smoke (Ref. C034E)」と、セクターダイヤルを採用した新しいデザインの「No. 3 Midnight (Ref. C034G)」、「No. 4 Persimmon (Ref. C034H)」です。
今作も数量限定ですが、前作の限定数が各モデル80本だったのに対し、各モデル150本と拡大しています。また、入手方法として、従来同様の公式WEBサイトからの注文に加え、新しく抽選制の先行予約の仕組みが設けられました。
青山サロンにて先行予約抽選申し込み
先行予約は、2023年3月2日木曜日から7日火曜日まで、青山サロンにて受け付けられていました。申し込みできるのは日本居住者に限り、加えて、申込数が予約枠の数を超える場合には抽選となるというもの。各モデルの予約枠がいくつあるのかは公表されていませんでした。
筆者は平日の夕方に青山サロンを訪れました。新作を見に来た旨を伝えるとスタッフがスムーズに対応してくれました。新作4モデルが飾られたディスプレイケースが置かれ(写真は浅岡氏によるツイートを参照)、てっきり見られるのはこれだけかと思っていたら、手に取ることのできるサンプルも用意されていました。販売はされていないものの昨年モデルも展示されており、新旧モデルを見比べることもできました。
先行予約の申し込みは、スタッフに手渡されたタブレット端末から Google Forms フォームに入力して行いました。希望モデルのほか、氏名や連絡先、公式WEBサイトに登録したメールアドレス(アカウント登録が必要)、受取り場所(青山サロンでの受取 or 自宅への配送)の入力が求められます。希望モデルについては第2希望まで入力することができたので、第1希望に Persimmon を、第2希望に Midnight を選びました。
抽選結果発表と支払い
抽選結果は、申込期間翌日の3月8日にメールで届きました。
Kurono Tokyo 新作「34mm」を先行予約にお申込いただき誠にありがとうございました。
厳正に抽選させていただいた結果、ご当選されましたのでお知らせいたします。
ご当選内容
「パーシモン」
無事、第1希望だったモデルに当選しました。期限までにメールに記載されたリンクから支払いページを開き、決済情報を入力して確定すれば予約完了です。実際に手元に届くのは3月末のようです。支払いを終えてしまうと早く手に入れたくなってしまいますが、首を長くして待ちたいと思います。
おまけ
先行予約の申し込みで青山サロンを訪れたとき、帰り際にスタッフから黒い小さな巾着袋を頂きました。中には、金色の小さな円盤に黒い紐がつけられたものが入っており、ブレスレットのようです。片面にはブランドのロゴが、もう一方の面には「AOYAMA」と印字されています。
2023年3月31日(金)更新:これまで連絡なし
3月も最後の日となりましたが、いまのところクロノトウキョウからの連絡はありません。 WEBサイトを見ても遅れの言及はありませんでした。ちょっと心配ですが、もうすこし辛抱してみます。
2023年4月7日(金)更新:受け渡し開始メール
夕方にクロノトウキョウからメールが届いていました。今日から青山サロンで受け取れるとのことですが、 19時の閉店には間に合わないので明日以降に受け取りに行きます。とりあえず一安心ですが、遅れについては言及なしでした。
2023年4月8日(土)更新:受け取り
幸い時間がとれたので、青山サロンに受け取りに行ってきました。昨日届いたメールに事前に来店予定日を連絡してほしいとあり、当日連絡で受け取りができるかわからなかったのですが、試しに電話してみるとOKとのこと。
お店に着いてスタッフに名前を伝えると、バックヤードから持ってきた紙袋を渡されて受け取り終了です。時計は封をされた箱のなかで、その場で実機確認はできませんでした。滞在時間は1分程度。雨除けのビニールもありませんでしたし、サービスにすこし拍子抜けしてしまいました。これなら青山サロンでの受け取りにしないで、配送にすればよかったです。
時計については近日中に記事にしたいと思います。